犬の飼い方

【飼い主さんの生の声】子犬の食糞、みんなはどう乗り越えた?体験談9選

「うちの子、うんちを食べちゃうんです……」

子犬を迎えた飼い主さんなら、一度は経験するかもしれない食糞(しょくふん)

初めて目にしたときのショックは大きく、「病気なのでは」「しつけが悪いのかな」と一人で悩んでしまう方も少なくありません。

今回、実際に愛犬の食糞を経験した飼い主さん9名から体験談を募集しました。

犬種も月齢も対策方法もさまざまですが、そこには共通するヒントがたくさん詰まっています。

同じ悩みを抱える飼い主さんの参考になれば嬉しいです。

食糞はいつ、どんな犬に起こる?

今回集まった体験談を見ると、食糞が始まる時期にはある程度の傾向がありました。

犬種 性別 食糞開始時期 続いた期間
ポメラニアン オス 生後4か月 〜生後6か月頃
スムースコートチワワ オス 生後4か月 約3か月
トイプードル オス 生後4か月 1歳を過ぎる頃まで
カニンヘンダックスフンド オス 生後2か月 数か月
雑種 オス 生後6か月 約2か月
ミニチュアダックスフンド 女の子 生後3か月 約2か月
ダックスフンド 男の子 2歳頃 数か月
トイプードル オス 生後4か月 約8か月
チワワ 男の子 1歳になる前 約半年
ミニチュアピンシャー オス 1〜3歳頃 断続的に数年

多くのケースで「生後2〜6か月頃」に食糞がスタートしていることが分かります。

ちょうど好奇心が旺盛になり、周囲のものに興味を持ち始める時期と重なるようです。

一方で、成犬になってから、あるいは長期間にわたって断続的に続くケースもあり、月齢だけで判断できないのも実情のようです。

みんなが「困った」と感じたこと

体験談に共通していたのは、以下のような悩みです。

  • 口臭・体臭が強くなる(ポメラニアンの飼い主さん、チワワの飼い主さんなど)
  • 健康面への不安「お腹を壊さないか」「寄生虫は大丈夫か」という心配(トイプードルの飼い主さん)
  • 目を離した隙にやってしまうため、常に気を張っていなければならない緊張感
  • 留守番中にやってしまうため、日中の様子が分からない不安(チワワ、ミニチュアピンシャーの飼い主さん)
  • 叱ることでかえって隠れて食べるようになったというケースも

特に「目を離した瞬間にやられてしまう」という声は多く、飼い主さんの気の休まらない毎日が伝わってきます。

試された対策と、一番効果があった方法

対策として試されていたのは主に次のようなものでした。

  • 排泄後すぐに片付ける
  • 食糞防止用のサプリメントやスプレーを使う
  • フードの量・種類を見直す
  • 排泄した瞬間におやつを与えて気をそらす
  • 散歩や遊びの時間を増やしてストレスを減らす
  • 排泄時に驚かせない・大声で叱らない

その中で、多くの飼い主さんが「一番効果があった」と挙げていたのが「排泄直後にすぐ片付ける」ことと「片付けと同時にご褒美(おやつ)を与える」ことでした。

「排便した瞬間におやつで少し離れた場所へ誘導し、その間にすぐ片づける方法です」(トイプードル・オス/飼い主:40代男性)

「うんちをした瞬間にめちゃくちゃ褒めて大好きなオヤツをあげ、気を取られている隙に素早く片付けるという、すばやい片付け&ご褒美作戦が一番効きました」(ミニチュアダックスフンド・女の子/飼い主:30代女性)

また、「叱らない」ことの重要性を挙げる声も目立ちました。

「驚かせないように静かに、かつ素早く片付けるように徹底したことです。叱ったり騒いだりすると、かえって興味を持って食べてしまうと知り、淡々と処理するようにしたら自然としなくなりました」(雑種・オス/飼い主:40代男性)

叱ることで「隠れて食べる」「注目してもらえたと勘違いする」といった逆効果につながるケースがあることは、獣医師の見解とも一致するポイントです。

「今は落ち着いています」— その後の変化

食糞に悩まされた飼い主さんたちも、口をそろえて「今はほとんどしなくなった」「自然と収まった」と話しています。

  • 「1歳を過ぎた頃には自然と全くしなくなりました。現在は10歳になりましたが、食糞することは一度もありません」(トイプードル・オス)
  • 「現在はすっかり食ふんもしなくなり、トイレシートの上でしたらすぐに自分で教えに来てくれるお利口さんになりました」(雑種・オス)
  • 「うんちをしたら、はやく片付けてと言わんばかりにオヤツを催促してくるようになり、食ふんは完全に収まりました」(ミニチュアダックスフンド・女の子)
  • 18歳のシニア犬の飼い主さんからは「後は自然に食べなくなっていきました」という声も。食糞が長期化しても、根気よく向き合うことで落ち着いていくケースが多いようです。

まとめ:焦らず、根気よく向き合うことが一番の近道

今回の体験談を通して見えてきたのは、次の3つのポイントです。

  1. 排泄後はできるだけ早く片付ける(食べる機会そのものを減らす)
  2. 叱らず、うまくいったときに褒める(隠れて食べる・興味を強める逆効果を避ける)
  3. ストレスや退屈が引き金になることもあるため、散歩や遊びの時間を増やす

食糞は多くの子犬にとって一時的な行動であり、成長とともに自然に落ち着いていくケースがほとんどです。

ただし、あまりに長引く場合や、下痢・食欲不振などほかの症状を伴う場合は、消化不良や寄生虫など病気が隠れていることもあるため、早めに動物病院に相談することをおすすめします。

今回体験談を寄せてくださった飼い主さんと愛犬たちに、心から感謝いたします。

同じ悩みを抱える飼い主さんにとって、少しでも安心材料になれば幸いです。